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意思を尊重すること

弟家族に送った。
脳障害児の日木流奈さんが書いた本。

いろいろ物議を起こしてはいるが、なんだろうとこの本のメッセージはとても重要だとおもう。
素直に心に届く。
どんなに小さな子供でもその意思を尊重すること。 ちいさなことでもちゃんと本人の許可を取る事。
相手の意思を尊重するということはそうゆうことだと思う。 そうゆう基本的なことがクリアできているところからしか自立、自覚、問題意識は育たないんだと思う。 特に子供は一人の独立した人間として認めてもらいたがっているんだと思う。

一方で、いまや、組織や社会が人の意思を尊重しないことが多く目についている。
ちまたには会社の付き合いのあるクレジットカードへの加入を社員に強要したり、会社が公的な資格を取るために必要な教育にかかる時間に対して教育だからといって残業代をはらわないなど、あまりにも目に余る事例を最近良く聞く。 組織がメンバーを独立した個人ではなく単なる所有しているものとして扱うことで依存によるディスカウント(値引き)をしている。まったく恥も外聞もない。

社員は会社の持ち物ではない。 (すくなくとも)自分の会社は社員を人として尊重できる組織でありたい。
信頼関係はそこからしかはじまらないと思う。

ひとが否定されないルール―妹ソマにのこしたい世界