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テレワーク環境での幼児とのつきあいかた

緊急事態宣言 アドベントカレンダーの記事です。

chouseisan.com

セントラルソフト株式会社 共創戦略推進室の室長をしております。

林と申します。

当社の共創戦略については、別途どこかでじっくり発表する予定です。

 

さて、アフターとというよりウィズコロナについて、思うところありますが、とりあえず今回は逆に割と軽いテーマで一つ。

 

現在、元気ざかりの上5歳、下3歳の子供がおり、やってるとパパ登りがはじまり、自宅での仕事はいままでほとんど不可能でした。

テレワークは、子供たちの割り込みがすごくていないフリして、静かに仕事するしかなかったんです。 今回本格的テレワークになって、これじゃいかんと対策をかんがえました。

それは、仕事とディズニーランドの関係を説明することですw

ディズニーランドは行くとお金かかるから、パパはディズニーランド代をかせぐために、仕事してるから邪魔しないでねと。

そしたら、すごくお仕事応援してくれルようになりました。w

2階の書斎は、もう会社扱いで部屋のドアをガチャっと開けると、子どもたちが会社の音だぁーと喜びます。

IOT 〜SORACOM Discovery2019 〜

SORACOMのカンファレンスに行ってきました。

ビジネス系、スタートアップ系のセッションが多いですね。 2週間毎に新しいサービスをローンチ、100万回線を超えて、サービスの価格を一気に下げてきています。 スケールするクラウドがバックボーンだからこそできるわざですね。

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普通のファシリテーションでは太刀打ちできない人たち

大和さんから続いて、高柳さんがやられている「ファシリテーター Advent Calendar 2017」
の14日目の記事です。


大和さんからは、
>「明日のファシリテーター Advent Calendar 2017は林栄一さんです。
>私にとって「この人に会わなければ会社の中で腐ってただけだろな」な人の一人です。」
と言われて有頂天になっております。
感謝です。


現在私は、セントラルソフト株式会社で、事業推進部の部長をしております。
2006年ごろからアジャイルコミュニティーに参加していて、2008年にスクラムマスターを取得し、同年トロントで行われたアジャイルカンファレンスに行って、リズムセッションをやったのを皮切りに、アジャイルコンサルで入ったお客さんとすくすくスクラムというコミュニティーを始めて、なんだかんだ50回近くあちこちで講演させていただいています。


最近は子供が立て続けに二人できまして、ここしばらくはコミュニティー活動から遠のいていますが、そのうち徐々に再開していこうと思っています。

ファシリテーションを必要としない人たち

さて、コーチ・エイの記事にインスパイされて、久しぶりに書きたいと思います。


元記事:
「うまくいかせたい」のか、それとも「正しさを証明したい」のか


だいぶ前ですが、以前、目上の方々と議論をしているときに、いろんな意見ができて議論をまとめて最適解を探る動きをしたときに突然「お前の意見は、どうなったんだ」と怒られたことがありました。
どうも、議論とは意見を戦わせるものという刷り込みがあるようで、意見と人は一体で切り離せないものであるという思い込みに支配されているように思いました。
ファシリテーターとしては、意見を人と切り離して、客観的に整理し思考を深めることが常ですから、非常にギクシャクしたという経験がありました。
つまり、お互いに「正しさの証明」をぶつけ合い相手を打ち負かすことが議論であると考えているようです。


一方で、このような人たちが日頃どのように議論し物事を決めているのかに興味をもって観察してみたことがあります。
うまく話がまとまらないであろうと、想定してその場を見てみると、それは全く予想に反したものでした。


まず、ものすごい勢いで相手の話しにガンガン割り込みながら、それこそ怒号のような「議論=格闘」がつづきました。 ここまでは予想どうりでした。
そのご、ものすごいスピードで「議論=格闘」が進み、ちゃんと合意を得たしっかりした結論が導き出されたのです。
これは、まったく予想に反した結果でした。
通常のファシリテーションよりもはるかに高速にちゃんとした結論を導き出していたのです。


このようなスタイルの場でファシリテーションすることは、当時の自分にとっては到底無理だと感じられました。

暗黙知ファシリテーション

これは一体なんだろうと考えたところ以下のいくつかの要素があると考えました。

  • 参加者同士の膨大な共通の経験と知識
  • いままでのお互いの痛いところ(触れられたくない点)の知識
  • お互いの利害関係の理解と配慮
  • お互いのメンツの徹底した尊重(なにを言うと顔が潰れるか)
  • お互いのメンツを可能な範囲で少し潰しながら合意を得るバランス感覚


これらのなかで、実際におこなわれるのは、いわゆる場の「空気」によるファシリテーションといえるでしょう。


友人の本橋氏が以下の論文で、このことの詳細を書かれています。


「神輿と寄合のパタン・ランゲージ」
http://patterns-wg.fuka.info.waseda.ac.jp/asianplop/proceedings2010/4-mikoshi.pdf

この「空気」によるファシリテーションは、西洋から輸入されたいわゆる、メソッドとして「ファシリテーション」ではなく、長年寄合のなかで培われ伝承されたパターンによってなされているようです。
空気のファシリテーションは日本文化のなかにも、組み込まれているように思います。
これらの寄合でのファシリテーションパターンは利害関係やお互いの歴史の長い街の商店街の商工会議所での寄合にもよく見られるようです。

結論(のようなもの)


いわゆる西洋的なファシリテーションでも、トレーニングされたファシリテーターを見ているとまさに「空気」をファシリテートしているように感じることがあります。  
一つのスキルを上達させると、結果としていろんな文化で培われたやり方と、最終的に似てくるあるいは同じことになるというのは、何度も目撃してます。 日本人としてのファシリテーターはこの文化に組み込まれた「空気」をあつかうことが、一種の強みであり目指すことの一つではないでしょうか。

次のカレンダー

「ファシリテーター Advent Calendar 2017」15日はたけのしたさんよろしくお願い致します。

信じるということ

あるコミュニティーの場で、「私はまだ**を信じきれていないが、信じられるように努力している」という話があって、若干の違和感を感じた。
いい悪いではないが、一方でもしかしたらこうゆう思考回路が多くの人の背景にいろんなレベルでありそうだと感じた。
 
違和感の内訳はこんな感じ:
・ある方法があったらそれを状況に合わせて適用していけばいい話であって、わざわざ信じる必要はない。
・主体が「方法」にあって自分にない。
・努力すべきなのは信じることではなくて、自分の頭でその作用機序を理解する、あるいは習得することではないだろうか。
 
どういうときにこんな状態になりそうか考えてみると。
 
・「信じる」必要があるということは、構造や概念がむずかしくて理解することを諦めている。
・「方法」が特定の個人の暗黙知に大きく依存している。
・その方法の意味の理解が難しいために、作用機序を把握できないまま、他の人が「これはいいよ」という言葉を信用して盲目的に適用している。
 
信じるというのは美しい言葉なので、大切にしたいと思う。
一方で、その対象を吟味しないと、主体性をそこなったり、過剰適用になるリスクをはらんでいる。

すくすくスクラム:「スクラム実践者のための要求開発」

すくすくスクラム勉強会で、「スクラム実践者のための要求開発入門」というセッションを行いました。
講師は私と匠BPの萩本さんの2名で行いました。

このセッションは、当社セントラルソフトと匠BPの萩本氏と共同で開催している定例セミナーの内容を抜粋したものです。

多くの方に参加いただき。関西からの参加者も2名おり、大変もりあがりました。
参加者の方がワークショップで作成した模造紙の写真も貼っておきます。




定例セミナーの詳細はこちら:
http://www.takumi-businessplace.co.jp/service/content-02.html


参加者が作成した模造紙です。
(クリックで画面が変わったら、拡大表示できます。)




スクラムのバックログ優先順位についてのメモ:

マイクコーンは「変化を受け入れないでいられる期間をスプリント期間として定める」(翻訳Ryuzeeさん )と言ってる。

スプリント期間に変化を受け入れないという制約から、バックログの優先度の設定はこのことを踏まえた戦略的な決め方が必要になってくる。

ROIが高くて、スプリント期間に変化する可能性が低ければ、そのままスプリント計画に組み込めばよいが、ROIが高くて、スプリント期間に変化する可能性が高い場合は、作り直しのリスクによる期待コストをROI(コスト対効果)の中のコストに加味して考える必要がある。

ROIが高くてビジネス上の優先度が高いもの(これを仮に”バックログ項目A”とする)が、変化のリスクを過大評価して、実施優先度を下げることでのデリバリー遅れのリスクと、着手しないことによるその項目固有の実現リスクがクリアされない問題が発生する。

この矛盾を解決するために、”バックログ項目A”の実現のためのリスクがクリアができる最低限の項目を切り出して、”バックログ項目A”を分割して、スプリントに組み込むことが可能である。(例えば、機能なしUIの流れだけを確認とか、ポイントになる処理部分だけを実装するなど、)

優れたプロダクトオーナーはこのことを意識せずに自然に実行している。

スクラムマスターは、プロダクトオーナーがこの判断を十分に行えていないと感じたら、この戦略を、バックログの分割指針をチームに示唆することで提案することができる。

自ら考えて動く人間作るには

自ら考えて動く人間作るには、自ら考えて動く経験を積める機会がある必要がある。

自発的内発的、力を内在している人間はどきかでその力を発揮する場をもとめる。 そして、会社の中で公式な自分の自発的に選択し決定できる場が無ければ、非公式なばで自分の意識を発揮しようとする。

そして、度々衝突し、組織の団結を壊してしまう。

結果として、そうした人間はパワーを失っていくかその組織を離れてしまい、残るのは、人のいうことは聞くけど、自分で考えない。そして、自分から考えて行動する人間が組織からいなくなって行く。

多くの組織がそのような状況になっている。

つまり課題は、組織の団結や文化を壊さずに建設的に自ら考え、選択し決定し行動できる場を作り、自ら考える経験を詰めるようにすることなわけだ。

些細なことでも、自分選択ができる余地があることは、モチベーションが上がり、参加度が上がり、健康が改善するという。

如何に組織の公式なばとして、戦略的に自己選択による行動できる場を作ることが課題である。

メモとして。