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オルガンでやってもーた

オルガンへの憧れを捨てきれず。 とうとうやってしまいました。 展示処分品のコンボオルガンVK-8を購入。
いままではシンセで代用していたわけですが、どうしても鍵盤のレスポンスはわるい。 いい音源あっても結局MIDIのレスポンスのおくれがあるのでいまいちだったわけです。 
DX-7でオルガンの音を作ってやっていたときは、DX-7自体のレスポンスが異常によかったので結構つかえていたんですが、最近のシンセでは、派手な超高速グリッサンド(手のひらで鍵盤を上下に高速におしつけひきまくる奏法)とかやるとどうも遅くてだめです。(本当の最新のシンセはわからないけどね。)
最近のシンセはサンプリング音の再生が主なので、波形をメモリーにロードして再生というシーケンスがどうしても遅れに現れてしまう。 DX-7はFM音源のチップをいきなりドライブしていたのでその分のレスポンスが早かったわけです。
さる情報筋によると、Rolandの最初のサンプリングキーボードS-50はサンプリング特有の遅れがきにならないように、鍵盤のONの接点の位置を通常より少し上に設置して遅れをカバーしていたそうな。
学生時代に聞きまくったジョンロードのオルガンの音がインプリントされている私にとって、B-3はもとより、SOWの難波弘之さんがつかっている旧モデルのKORG CX-3に憧れつづけ、結局オルガン単機能のキーボードは経済性の理由で買う事ができず、シンセでお茶をにごしていたわけです。

VK-8は全鍵発音でかつ、超高速レスポンス。 タッチのとてもよいウォーターフォール鍵盤(ピアノのように鍵盤のしたにすきまがないので、派手なグリスをやっても手を切らない。ちなみに学生時代のライブでグリスで手を切って鍵盤が血に染まったこともありました。(笑))。 スプリングリバーブを蹴飛ばす音も出せて、リーケージノイズや、キークリック音もばっちし。
最初に弾いたのはもちろんEL&Pのタルカスです。で、次に弾いたのはディーパープルのチャイルドインタイム(笑)

うれしくて泣けてきます。

追記:
1点だけ気になるのは、筐体の横は無垢の木だけども、天板は塩ビの木目化粧板を貼った合板だという点、筐体に関してはKORGCX-3に軍配。つまみのデザインと、スイッチの押した感触はVK-8の方がいいですけどね。

イン・ロック(紙ジャケット仕様)

イン・ロック(紙ジャケット仕様)

タルカス(紙ジャケット仕様)

タルカス(紙ジャケット仕様)