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中国の圧政の心理構造と同じもの

中国政府の圧政の心理構造と同じものは我々の周りにもたくさんあるということを、中国を攻撃することをとおして忘れてしまうことがないように注意する必要があると思った。
 
中国政府は少数民族に対してだけでなく1億3千万人もの貧困層に対してのアンフェアな構造がある。 彼らの労働力に対してはフェアに賃金は支払われていない。 かの天洋食品の工場は、森林伐採によって砂漠化が進んで農業がたちいかなくなって1億3千万人にもなる農民たちの難民キャンプの中にある。彼らの労働力によって、日本の経済がなりたっているという構造があるのだ。
 
中国製のものが安いということは、そのことのつけを結局最終的に誰かが払っているということなのだ。 多くの人権侵害によってなりたってると言いきってしまってもいいと思う。
 
本当の問題を見ようとしない心理構造、なにかおかしいと感じながら、あるいは感じないように一種の妥協をしている人たちと、中国の少数民族や、貧困層にたいする対応にみられる構造はとても似ているような気がしてならない。 
 
中国政府の問題は、われわれの問題であるということを忘れたら、つぎにつけを払うのはわれわれ日本人になるだろう。 フェアでない甘い汁をすすったら、その分のつけは必ず帰ってくる。 問題をまたいだら結局は自分に問題が返ってくる。 必ず返ってくると思う。