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考えてる暇があったらまず行動しろ。

昔さんざん先輩に言われた言葉。
これに教えられた、というか助けられたことが多い。
悩みがちだった自分だけども、悩んでいる間はなにも状況は進展していないということに気がつくのにかなり時間がかかった。 どんなに効果が小さくてもそのことの改善のために、まさにこの今に前進のために行動できないことは一切ないという単純な真実。
なにも心配も考慮もなかったとしたらと仮定してみる。 そうすると、物理的にはいくらでも行動可能なことが見えてくる。

やる気がでなくて仕事がすすまなくなったら、やる気が出たときに効率よく仕事ができるように考えなくてもできる机の整理とか、測定データのまとめとか、あとで必要な事務処理の準備とかをやっておけばいい。 仕事の中では責任があるので実験できない技術的な興味や疑問は自宅で開発してみればいい。 たりない知識やスキルは自費でセミナーに行けばいい。 世の中には土曜日だって休みじゃない人もいるんだから、土曜日は全部セミナーや勉強会にいったっていいし。

会社に入って3年は、平日家に帰ってねるまで、土日もほとんどこんな感じでやってた、毎日午前2〜3時まで、しこしこやってた。 睡眠時間は平均3〜4時間だった。仕事の方が忙しければ忙しいほど、新しい疑問や興味がわいてきた。開発ツールとかも自費で相当買っていた。コンパイラーだけでも相当買ってると思う。
いまは体力ないからできないけども、それほどまわりにいた人はすごかったし、そうすることがあたりまえに感じていた。 上司から技術職に向かないと言われ続けていたから、自分に力があるとは思っていなかった。だからこそ興味がある新しいことは何かいつも探していたし、自分になっとくできるまで自宅でやってたし、それがプロとしてやっていくための準備としてあたりまえなことだと思っていた。結局それがオブジェクト指向に触れるきっかけだった。 

だいたい職人って言う人種自体そうじゃん。 なんでシステム開発の職人だけが家帰ってパチスロばっかりか、飲み歩いてばかりやっててのほほんとしていていいわけ? これが最近の人に感じる正直な感想。
いろんなことで文句や不満を言う人が多いが、同じようにやれとは言うつもりはないけど、その前に自分ができることは絶対あるはず。
資格取得なんてそのあとで十分だと思う。 正直なはなし。

この言葉は家が大変なことになった時にもとても役に立った。 この考えがなかったらいまごろ路頭に迷っていただろう。 悩んでいたり、自信がなかったり、自分じゃなくだれかが悪いということは行動しなくていい理由にはならない。 ただそれだけ単純明快。
行動を止めることさえしなかったら、方向を変えなかったら、必ず到達できる。