目的のある主張
うまくいかない議論を外から見ていると、お互いの主張の中にそのことの目的を含んでいない場合が多いように思った。 キーワード的には「普通はそういうことはしない」とか「こうすればいいから問題ない」とか。
目的があってそのためにこうしているというのなしに、「普通はこうだから」という根拠は改善を生まない。
「こうすればいいから問題ない」というのも、なにかまずいことがあって誤魔化しているように聞こえてしまう。 こういう目的のためにこうしているというのに変換できるかできないかで、意味のあるやりかたなのかどうかがわかると思う。
いわゆる空中戦になっていて、みえる地上戦になっていない典型例のように思う。
このときに見える化すべき点は、それぞれの主張の目的を明確にすること、現状維持はその目的と利点を明確にすること、反対意見はそのことによる不利益を明確にする(具体的に白板に書き出す)ことが必要だと思う。
- 作者: 高橋俊之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/06/01
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