転換期
昨年を振り替えるととてもおおきな転換点だったと思う。
向かう方向があきらかに、変わったのだ。
一昨年(2006)のもっともおおきな気づきは、好きなことを好きなようにやってもいいということだった。 つまり認めてもらえるかどうかという視点で、やることを変えることは本末転倒であるということが初めてわかった年だった。
ネットをや音楽を通してしりあった、さまざまな価値観の人との交流を通しての気づきだった。
こんなににもニッチな領域が好きな人間が実感として周りにいなかったということから、一転して価値観や好きな領域が重なる人がこの世にいるんだということに力づけられた年だった。
会社では、労働力を売るビジネスからより高い価値を売るビジネスに展開するために作り育ててきた教育体制を会社体制に組み込むための言ってみれば最後の戦いの年だった。
昨年(2007)は外に出た年だった。
年の初めに始めてドラムサークルに出会い、そこから様々な関係が広がっていった。 同時に自分をいかに大切にしていないかということをあらために感じ、仲間とたのしくすごしたり、自分をみつめなおす時間を意識的に持てるようになった。
いままでやってきた楽器の開発からソフトの開発、音楽やジャンベのつながり。NLPや心理療法、カウンセリングの世界。 これらのまったく違う領域が一つになる可能性が見えてきた。 これこそ私しかできないことかもしれない。
オブラブ夏イベントのLTや要求開発アライアンスへの参加から、業界内での知り合いが一気に増えた。 名刺の消費量がこれまでの5倍近くにもなった。
会社の新しい研修体制はまだうまく機能していなかった。 私がうごけなくなったらとたんに止まってしまうということから、コアとなる運営チームの必要性を感じた。 同時に、残念ながら社内の組織がきちんと機能するための幹部を含めた意識はまだまだ低いと感じざるをえなかった。
次の課題は、個人の牽引力で動く組織ではなく幹部も含んだ各メンバーの創造性と自主性を発揮することで機能する組織である。
いろんなものへの執着が少しだけ少なくなってきたように思う。 特定の組織に所属していても心はそこに依存してはいない。 強制や体育会系なのりはやっぱり好かない。 それは依存をつくるだけだとあらためて感じた。
同時に感謝の気持ちが本当に人を動かすのだという点も感じた。 やはり、他人は変わらない変えられるは自分だけなのだ。
さて2008年だが、この年は見えてきた方向性を一歩進める年にする。 同時に自分をちゃんとケアできる体制を作る年にする。 自分にかかわる人が、安心できて、自分を成長させることができるようになる。