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行動原理

意志をともなった人の行動のきっかけになる行動原理はさまざまだ。 悔しさ、義務感、いやいや、誇り、問題意識、怒り、悲しみ、夢、わくわく、自己達成欲。
これらの感情を引き起こす要因によって、行動が喚起される。
夢とワクワク以外は外的要因による反応が多い。 夢、ワクワクは自己創発的。 だから意識で作り出すことができる。


これらは2つの次元に分解できる。 外的ー内的の軸と、ネガティブーポジティブの軸の2つだ。
内的でポジティブななのが前述の「夢」「わくわく」で、外的でネガティブなのが「怒り」「悲しみ」になる。

悔しさや怒りを引き出す要因からの行動は、行動の効果は高いかもしれないが、心理的にポジティブではないし、本人はしあわせではない。 自己創発的にわくわくがうまれてきて、そこから行動をしているときに、もっともパフォーマンスがでてくる。


また、繊細さや発想の豊かさについても、ポジティブ心理状態のときに発揮されやすい。 ユーモアやウイットはネガティブ感情からでてこないように、それらのような、視点をくみあわせたり、新しい視点を持ち込む視点をポジティブ感情が引き出している。 ジョークが多い現場ほどアイディアが活かされた良い仕事をする。 知的作業は心理的圧力下では生産性がでない。 意義意識、責任感と気楽さや悪ふざけににた感覚が同居した状態が理想なのだ。 義務からだけ仕事させても普通の結果しかだすことはできない。


知的作業を行うチームのマネージャは部下が生産的な心理状態であることを維持することが、もっとも需要な責任である。