RubyKaigi2009
カンファレンスに行くときに最も期待するのは内容よりも、その空気を感じることだ。 ちまたで聞いている新しい技術がどのように解釈されていて、どう感じられているのかの本質を、ホントのところはどーなのよっていうのを肌で感じる事ができる。 最新の雑誌や技術書を読むよりはるかに質の高い情報を得ることができる。
まず、一つ感じたのはクラウドは避けて通れないないということ。
なにしろ安さと桁違いのスケーラビリティ。 サーバーのハードがますますうれなくなる。 買う必要なし。 KVSのあつかいMapReduceなプログラミングテクニックがあたりまえになってくるだろう。 Rubyでの実サービスのもの凄いひろがり。
すぐに欲しいと思ったのものは、KVSのRDBマッパー。 直接 KVSをActiveRecode風にマップするがたぶん楽でしょう。 だれかつくりませんか?
次ぎに思ったのは、レガシーマイグレーションをちゃんとやるべきということ。 じつはここに市場があるんじゃないのとか。
もう一つ、感じたのは好きということ、好きを仕事にすることが本当に重要だなと思ったこと。 組織は個人を潰してしまいがちだ、人がいきいきしているときに最もパフォーマンスが高いにもかかわらずだ。 それは、組織がオープンで活き活きした良い雰囲気にならないことに貢献している頭コチコチ族が力をもってしまっているから。 ベキで固められたコチコチ達は、活き活きどころかやる気がある人が気に入らないらしく、やる気を無くさせるように容赦なく個人を攻撃しつぶしにかかる。(意図してるいないに関わらず) そして少しずつ心が死んでいく。Ruby で起業する人が多いのと無関係ではない気がする。
※追記
KVSをActiveRecode風にマップするものをもう作っている人がいました。
「ActiveRecordのようにTokyoTyrantを使う、MiyazakiResistanceを作りました」
http://www.kaeruspoon.net/articles/706