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IT業界は3Kを克服しようとしているか

どうも、具体的な目立った動きは見られないように見える。個別にはいろいろやっているんだろうけど。
(なにか動きを知っている人いたら教えて欲しいです!)
そこが問題だと言っている人はたくさんいるように思うが、実際に具体的な方策を出して動いている人がどれだけいるんだろうか。 いままでと同じ方法を強化するだけで、問題解決しようとしていないだろうか。 同じ方法で違う結果をだそうというのは、単純に考えて難しいように感じてしまう。 改善しようとするなら、少なくとも既存の実績のある違うパラダイムはあれこれためしてみるべきだろう。


ボトムアップアジャイルを広めたいと思っている人たちは、ITの現場を魅力があり、ライフワークバランスのとれた良い業界にしたいという問題意識から動いているように思う。 そして実際にアジャイルやその関連する理念や一部のプラクティスの普及を通して改善は進んでいるように思う。


アジャイルの根底にある、チームによる学習する組織、人を尊重するチーム、という考え方は日本の製造業の根底にある理念やなど、古くからの組織哲学とも通じている。  そういう意味ではアジャイルは単なる他業界からソフトウェア業界への回帰現象であり、あるみかたからみれば組織運営の基本をちゃんとやろうよと言っているにすぎないのである。 


つまり、逆に「アジャイル」でなければならない必要もまったくなく、それ以前にチームが効果的に機能する理念と知恵と技能さえあれば、ウォーターフォールでもPMBOKでもなんでもいいのである。 
そこに、人を尊重しチームが効果的に機能する理念と知恵と技能を注入しようという意志と行動さえあれば。


ただし、アジャイルでやったほうがずっと簡単だということは言える。