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権威勾配

essence2008-03-15

要求開発アライアンスの定例会で、kentさんの講演のなかで出てきたキーワード。
 
航空業界の用語とのことで、飛行機のコクピット内のマネジメントに関する評価指針の一つらしい。
 
権威勾配がきついばあいは、相対的に機長の権威がつよすぎていわゆるワンマンな運営になって、下の人からの危険に関する情報伝達が遅れる傾向から判断が遅れ、逆に相対的に機長の権威がよわいと決定が遅れて事故になる確率が高まるという。
 
事故発生率がもっとも低い適切な権威勾配があるそうだ。
 
会社やプロジェクトに当てはめてみるととても面白い。 プロジェクトの評価指針として、見るポイントにしてみてもいいかもしれない。
 
メインテーマのこたつモデルの再考はとてもすばらしい発表でした。 要求開発はこたつモデルが肝だと思いますがそのメタファーをうまくつかったアンチパターンはユーモアととともにとてもわかりやすく伝わってきます。
 
kentさんの発表資料:「こたつモデル再考」
http://agnozingdays.blogspot.com/2008/03/3.html