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治療

essence2008-02-15

音楽仲間で新聞記者のBさんが亡くなった。 ガンだった。
長い闘病のあと一時復帰され、再発してからはとても早かった。 ほぼ私と同じくらいの年齢だ。
 
もともとガンの原因って体の免疫力がおちるかガン細胞が多く発生する原因があって、小さな以上細胞を排除しきれなくなるから大きくなるのだと思う。 抗ガン剤の治療っていうのは成長速度が速い細胞に対する一種の毒を使うので、発毛細胞とかも一緒にやられて毛が抜けるわけだ。
 
疑問に思うのは、免疫力が落ちるのが元々の原因だった場合、抗ガン剤治療はその原因を無くすのではなく、むしろ体力を奪って免疫力は下がる。 それこそ感染症にならないように隔離したりすることもあるわけだ。
 
ガンが小さくなって、なくなって体の自由がきくようになったことを治癒といっているが血液検査でわかる免疫力は回復していても、もともとガンになる原因である、ある種の免疫力が病気になる以前よりも強くなっているとは考えにくい。 つまり再発あるいは、新しくガンができるリスクは治療によって高くなっているのだと思う。
 
長い間苦しい思いをして、治療して治癒し、その後の再発なんて、とてもつらいことだろうと痛いぐらいに感じられる。 なにか根本的に方向が間違っているようなきがして、割り切れない気がした。
 
謹んで冥福をお祈りしたい。