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essence2006-06-23

ある事件をきっかけに上司とリーダーシップについての議論。

上司の意見は「鬼軍曹」が必要という方向性。  SIが成立するためには、プロジェクトを引っ張る強力なリーダーが必要である、だからそうゆうリーダーシップのあるメンバーができるまでは受託はできないという論旨だった。

この論理に感じた違和感は、では役割と責任がある経験をさせずにどうやってそういった人材を育てるのかということだった。

結局は鶏がさきか卵が先かといことになって、リスクを負わない限りさきには進めないというどうどうめぐりでしかないわけだ

方向性としては、2つの方向を同時にすすめるべきであると思った。
一つは、リスクを負っていわゆる鬼軍曹を育てる事
二つ目は、同時自己組織化の考え方等をつかって、鬼軍曹なしでできる最低現のリスクでできる体制を整えることである。

追記:
鬼軍曹とはずいぶんステレオタイプ化されているが、要は必要なコミュニケーションを遠慮せず言えるかどうか、お客さんにも仕様の追加でノーと言えるかあるいは、何らかの条件交渉としてできるかどうかだけだと思う。 そのために性格が「鬼」である必要は全くない。 優しい性格でもなんでも関係ないはずだと思う。 一方で、会社に入った当初から私が言い続けている「楽しく真剣に」はいつのまにか私の手を離れて会社全体の(少なくとも部の)基本理念になりつつある。 社長の口から新人たちにこの言葉を言うのが聞かれたときには、やった!と思ったものだ。
お客さんとの交渉は営業の責務だと思うし、メンバーの管理は自己組織化が進めば、問題ないはず。一方の見方としては、現状はPMの責任が重すぎて営業の責務もメンバーの管理の責務も両方負っている。 やはりSIの窓口営業ができる営業マンを作るべきというのはかわらないように思う。