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会社が長期案件を優先したくなる理由

うーん。
部が別れて別になったら、とたんに知らないうちに長期案件に人が入れられてしまった。
なんとも複雑な気分。 せっかく育てた一括のためのリソースがまた一つ減ってしまった。
いままではアサインの確認は一緒にしていたのに、私が文句いうのがわかってるから部が違うのをいいことにさっさとやられてしまった感がある。
今も90%は所属していない方の部の仕事をしている状態であるのに、アサインの相談なしとは、これは体よく私に口出しできないように体制が変わっただけの様に思う。
正直これ以上10年とかを超えるような長期案件には一切誰一人も入れたくない。 会社が利益をださないと継続できないのはわかるんで長期に入れなくてすむ可能性をちゃんと検討と対策してそれでもだめなら長期に入れるという手順を踏むべきだと思う。

長期案件に入れたがる理由は以下の2点だろう。

・決まったらあとはその人の営業と管理ををしなくて済む。
・仕事が取れないリスクを少なくできる。

そこで発生するリスクは。

・会社としてのアイデンティティーなし。
・高リスク高リターン短期案件のリソースがなくなる。
・一カ所固定になることで会社への帰属意識が薄れるリスクが高い。
帰属意識が薄れることで離職率が上がる可能性が高い。
帰属意識が薄れることで会社として発展させるための動きに関するモチベーションが下がる。

新人研修プロジェクトを通して、上下の人間関係がある程度できることで会社の平均在籍年数は5年ほどかけて、だいたい2年ぐらいだったのを5年ぐらいにはのばせたと思う。
人間関係だけでは限界で、これからは本当の意味で魅力ある会社に変えていかなければ平均在籍年数も頭打ちだろう。
平均在籍年数が5年ほどなら、下を管理指導できるスキルのある人は育てられない、結果として管理指導お客さんまかせの人売りしかできず、利益安定のために長期案件優先になるという悪循環。

せっかくWGでマネージャ意識育てたメンバーが長期に取られると、自分が所属している会社の管理者としてのスキルや意識も台無しになるリスクが高くなる。
いままで、やれることを長期的に少しずつ確実にやっていくことで自分を納得させてきたが、今は焼け石に水の無力感を感じる。

みんな、本当に目覚めてほしい。 本当の意味で自分に対して長期的にいい方向になるにはみんなで会社を変えるしか選択肢はないということに気がついてほしい。 一緒に戦ってほしい。
これは会社と喧嘩しようという意味じゃないよ。
いっぱしの会社としてちゃんと機能する会社にみんなで変えていこうよ。
創立20年近くなるソフトの会社だと言っている会社が80%の案件が派遣ベースだということ自体に危機感を感じてくれよ。 危機感を感じられる人はやめていくんだろうが、ここでできることをせずにやめるのは私は嫌なんよ。 いるんだったら戦ってほしい。
いいように使われる愚民のままでいないでほしい。 自分を磨いてほしい。
頼むよ。