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「役割」というものの効果

昨年の社内プロジェクトでは現場の状況によってできないだろうということも当然考慮するものとして制度として全員に役割を振ってやった。
起こった事は、どんなに忙しくても「やれない」とか「むずかしい」とか言ってきた人はほとんどおらず、無理してやり遂げようとした人が大半だった。 本当にどうしようもなくなってから出来ないので脱退っていうのが出てきただけだった。 マネジメントとしてはもっと早めにコミュニケーションとってもらいたかったわけだけど。 どうも、そうゆうコミュニケーションはしたがらない。
そんなコミュニケーション(ほうれんそうのうちの「相談」)をとるくらいだったら無理した方がいいと思っているように見える。 それほど「コミュニケーション」に対する壁や抵抗は厚いということも意味しているかもしれない。

こちらとしては「役割を持ちながら休む」ということと「役割を一時的に抜ける」というのは同じことだと思っていたのが、実はそうではなかったという結果。
コミュニケーションがどれだけオープンにできるかという風土の問題もあると思うが、強制だろうがなんだろうが一旦役割をもらったら、それをまっとうしようとする内的な圧力は非常に高いということは確かだろう。
それだけ「役割」の持つ達成しようとする力への影響力は大きい。 大きいだけに扱いは慎重にすべきであるという点を学んだ。

今後は役割を適切に管理するのと同時に役割があろうがなかろうかに関係なく同じように「ほうれんそう」の「そう=相談」ができるようにしていく訓練も必要なポイントだと思った。