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Microsoft Tech Fielders セミナー AgileDay 4 でワークショップしました。

タイトル:
「自律的、自己組織的チームを作るコミュニケーションワーク
NLPメタモデルとミルトンモデルの基礎から質問の技法へ 〜」

とりあえず、ワークショップでみんなで作った模造紙をのせますね。


イベント概要:
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/developer/agile/events/agileday.mspx

Togetter:
http://togetter.com/li/77698

ハッシュタグ
#msagile

反応

君はここがダメだというとでてきやすい反応は、「そうかもしれないが、少なくとも自分はこう言うところが出来てる」という思いだ。

逆に君はとても良くやってると言うと、反応としては、「いや自分はまだこんなことが出来てない」っていうのがでてきやすい。

このことからわかるヒントいくつかある。

前者の会話は、お前はダメなやつだというレッテルを貼る構図になりやすいといことだ。たとえ本当はそうでなくてもそう解釈しやすいということだ。
だから前者のようにストレートにポイントを伝えたいときには、相手の存在を否定しているのようにはないといことを相手の感情レベルで理解している状態を作る必要がある。

後者の反応については、その場で今後やることやそれに必要な技術的背景が共有されている必要がある。
そうでなければ、次の仕事が自分が十分にできないかもしれないという思いはでてこないからだ。

非忠誠への誓い

よく、自分の主張をころころ変えると誤解されることがある。
実際は主張を変えているのではなくて、状況とわかった最新の情報に合わせて常に最適解を考えようとしてるだけ。

自分が提出した観点にさえ無意味な忠誠を持つつもりまったくなし、なぜなら議論に勝つことは目的ではないから。 議論に勝つことを目的にしている人からはきっと奇異に見えるんだろう。
もちろん、アジャイルにもウォーターフォールにも無意味な忠誠はもたない。

id:ebackyさんの記事に、このことに関してすごくシンクロを感じた。


非忠誠にサインナップします。


アリスターコバーンのブログから引用、翻訳は平鍋さん:

I promise not to exclude from consideration any idea based on its source, but to consider ideas across schools and heritages in order to find the ones that best suit the current situation.
私は、現在の状況に一番適したアイディアを探すために、どんなアイディアもその発信元によって排除することなく、流派や派閥(schools and heritages)を超えて議論することを約束する。






・ebackyさんの記事
http://d.hatena.ne.jp/ebacky/20100711
・平鍋さんの翻訳、記事
http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2010/07/oath-of-non-all.html
アリスターコバーンの記事
http://alistair.cockburn.us/Oath+of+Non-Allegiance

EM スクラム ミニ記事募集!

このたび、EM ZEROのスクラム特集号「EMスクラム」をつくることになりました。
「EMスクラム」には付録に、見積ポーカーカード8枚一組を2組で16枚を
つけることになりました。


そこで、ただの見積ポーカーカードでは面白くないので、スクラムのプラクティス
やメソッドの説明をのせたカードにしようと思っています。
見積ポーカーで見積しながら、プラクティスを学べる訳です。w

付録でつけるのは16枚で16種類の内容になります。


みなさんにお願いしたいのは、このカードに書く説明文の執筆です。
それぞれのメソッドの概要を一つでもお好きなものがあれば、
130文字で書いてTwitterに投稿してください。
ハッシュタグは#em_scrumです。


どこかの文章をコピーしたものは著作権の侵害になりますから厳禁です。
英語が書ける人は、英語版も書いちゃいましょう!


期限は、5月末までです。
大変もうしわけありませんが原稿料はありません。


全体の詳しい企画はまだお話し出来ませんが、とても面白いものができそうで今からわくわくしてます。
ぜひぜひ、みんなで「EMスクラム」をつくりましょう!


カードの仕様:
 表面:
   ・見積ポーカーのための見積数値
    0.5、1、2、3、5、8、13
   ・プラクティスやメソッドを表すアイコン

 裏面:
   ・メソッド名
     「バーンダウンチャート」
   ・メソッドの簡単な説明 130文字まで。
   ・QRコード
    (詳細説明のwebに飛ぶ、300~500文字)


 メソッド:
 ・スプリントレトロスペクティブ
 ・スプリントレビュー
 ・スクラムボード
 ・デイリースクラム
 ・アジャイル宣言
 ・スプリント計画2
 ・スプリントプランニング
 ・スプリントバックログ
 ・プロダクトバックログ
 ・ユーザーストーリー
 ・スプリント
 ・チームビルディング
 ・リリース計画
 ・三つの脚
 ・おやつ神社
 ・すくすくスクラム

「第10回すくすく・スクラム 名古屋ワークショップ 朝会を極めろ」でのアンケートの質問にお答えします。

Q1
シェーカーをリズムにあわせて隣の人に渡すところで、おとしたシェーカーは拾わないようにしたが、コミュニケーションにおいて、おとしたシェーカーのフォローは何に相当すると思いますか? リズムを優先してそれ以外の大事な何かをないがしろにしていないかなと思ったもので

A1
実は私も、最初にトレーニングビートのセッションに参加したときに同じ疑問がわきました。
答えは、拾いに行く必要があるときには拾いに行くということなんです。 このセッションの気付きのポイントは、すぐに拾いに行く必要のないものまで拾いに行っている可能性についてのことなんです。


メタファーでわかりやすくするために、デフォルメしているとお考えください。 この気付きは日常の業務でやばいやっちゃったっていうときに、一旦これは今すぐやるべきか、連絡を先にとるべきか、このフォローより先にやるべき事がないか冷静に判断する可能性を提供しています。
また、うまくいっているときであってもチーム間のコミュニケーションについて、リズムの一体感につうじる大切さを意識することも重要な意図した気付きのポイントです。

ワークショップでは意図した気付きの方向性はありますが、各自の腑におちる気付きは、それぞれ参加者のみなさん個人のものなので、それぞれ違うものです。 意図した事以外の様々な気付きをご自分の力で得られる方もたくさんいらっしゃいます。 個人としての体験を大切にしていただければ幸いです。

Q2
ユーザーの巻き込みかたのテクニックを教えてください。

A2
いきなりではなく、少しずつやって成果を認めてもらうのはよい方法だと思います。
弊社では、最初は外見はウォータフォールですが、開発の工程をスクラムでおこなって途中成果のデモを行うことで、ユーザー様の信頼を得て導入範囲を広げていった経緯があります。
30人月ほどの規模の開発です。

Q3
講師のみなさまの社内では、どのような実践状況なのかしりたい。

A3
弊社では、上記のようなものと、社内開発にも使っています。
また、スクラム導入支援としてコーチに入り、アジャイル要員の提供も行っています。

Q4
派遣など、意見が言いづらい立場から朝会やスクラムをやってみよう!!とどう言うか

A4:
担当者レベルでできるプラクティスからじょじょに導入して成果をつくっていくか、あるいは、はらを決めて提案するかしかないかもしれません。
すいません、あまり参考にならないかもです。

Q5
スクラムの理論的部分について学びたい。どこにあたればよいのかヒントをいただければ

A5
認定スクラムマスターセミナーを受講されるのがもっとも近道だと思います。
導入の初期には、経験のある人をコーチに入れるとよいと思います。

今後認定スクラムマスターセミナーの日程は以下です。

  • Certified ScrumMaster Bas Vodde 15-16 Mar 2010 Tokyo, Japan
  • Certified ScrumMaster Bas Vodde 18-19 Mar 2010 Osaka, Japan
  • Certified ScrumMaster Bas Vodde 14-15 Jun 2010 Tokyo, Japan
  • Certified ScrumMaster Bas Vodde 17-18 Jun 2010 Osaka, Japan
  • Certified ScrumMaster James O. Coplien 7-8 Dec 2010 Tokyo, Japan
  • Scrum Tuning using Organizational Patterns James O. Coplien 9 Dec 2010 Tokyo, Japan

最後の2つは、英語でのセミナーです。
それ以外は日本語の通訳が入ります。

詳細はこちらをごらんください。
スクラムアライアンス:
http://www.scrumalliance.org/courses?course_filter%5Bcountry%5D=Japan

Q6
USTの内容はあとから見れますか?

A6
見られます。
こちらです。


 導入部分、シェーカーによる、創造性刺激ワーク
 http://www.ustream.tv/recorded/4524875

 トレニングビートの説明、各自のプロジェクトの課題探求、スクラムの理論
 http://www.ustream.tv/recorded/4525287

 QAと朝会セッション初め、シェーカーパスによるチームコミュニケーションワーク
 http://www.ustream.tv/recorded/4526414

 だめだめ朝会ロールプレイ
 http://www.ustream.tv/recorded/4527155

 理想の朝会ロールプレイ
 http://www.ustream.tv/recorded/4527523

 気付きを探求するセッション
 http://www.ustream.tv/recorded/4527606

 セレブレーションドラムサークル
 http://www.ustream.tv/recorded/4527963