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チームの意思を尊重するということ

チーム、あるいは部下が自分で気づきながら前進できるようにするには、本人が自分で気づけることを信頼する必要がある。


自明に見える答えであってもそれをすぐに教えてはならない。 ましてや答えに気がつかないことを侮辱されていると取られるような態度をとってはならない。


教えてしまうと、考えることをしなくなってしまい答えをきいてもそれに対する理解や思いは浅いものになってしまう。


教えずに気がつかせるにはどうしたらいいのか?
コーチングやファシリテーションのむずかしさはここにある。 目の前に答えがあるのに、それに気づいて貰えない辛さは身をよじるほどだ。


それを試みる前に情報の洪水を浴びせていせら、人が成長するのは難しい。
チームや部下が実際にはどんなレベルであろうとこのプロジェクトで自分たちが有能で役に立っていると実感として感じられるようにする必要があるのだ。 

ファシリテーションが機能してチームが活性化してる時には、自明だと思っていたものとはまったく視点のことなった答えが出てくることがある。 それこそがファシリテーションの醍醐味だ。


リーダーは、別の視点がでてくることを歓迎する姿勢を見せるために自分の意見や信条は個人のものとして謙虚である必要がある。


そして可能な限りチームの選択を尊重し、責任をもって認めたことをはっきり伝える必要がある。 ここを曖昧に責任回避しているような態度取ると、チームは力を発揮することができない。


悪いパターン:
教えてしまう
侮辱
責任曖昧
Noしか言わない


良いパターン:
質問によって答えを引き出す
思考を促進する
尊重、ねぎらい、励まし
責任明確
はっきりYesを言う