正気をたもつにはどうしたらいいのか
「言葉をもって音をたちきれ」高橋悠治 (クセナキスに師事した現代音楽の作曲家)
変化する状況に敏感な人間にとっては、反対にかれをとりまく社会が狂っているように思われる時代がある。社会全体がみえない糸でまとめられ、どのような批判もその整然とした進行をとめることができない。
だれもが当然のようにうけとめながら、そこにはたらく論理にきづくことさえない、ありふれたものから吹きつけてくるすきま風を感じることのできる人間は、正気をたもつために何をしたらいいのか?
引用のみ。
高橋悠治|コレクション1970年代 (平凡社ライブラリー (506))
- 作者: 高橋悠治
- 出版社/メーカー: 平凡社
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