会話のキャッチボールができているかどうかを判別する方法
自分はできていると思い込んでいる人は意外に多い。
よかれと思っているだけにたちが悪かったりする。
偉い人ほどその問題を指摘される機会がないので悪化するケースが非常に多い。 そうなる前に、自分でチェックしてみよう。
自分が会話のキャッチボールができているかどうかを判別する方法を考えてみた。
- 相手が何度も同じことを言っていないか。
- 相手は言ったことを受け取ってもらっていないと思っているときに、何度も同じことを言う傾向がある。 そのときに、それと関係ないことや、そのことを拡張した自分の考えを言っていたら、たとえ気持ちは受け取っていて、肯定していてもそれは相手には伝わっていない。
- 相手が何度も同じことを言っているというのに気づいたら「それはわかった。」あるいは「それは違うと思う、なぜなら、」と一旦受け取って、「それに関係する〜についてこう思うんだが」とか「その話とはちょっと違う話だが」と話の流れを意志的にコミュニケーションすること。
- 相手の言っていることを肯定する言葉を言っているか
- ひどいのは、一言も肯定せずに話し続ける人がいることだ。
- たとえ相手の話が低レベルの話で、自分の考えが上のレベルの話なので包含してしまうようなを話すときでも、一旦肯定しなかったら、人は話の内容ではなく自分自身を否定されていると感じる。
- 言葉で肯定してから、「それをふまえて」とか「上位概念として」とか、会話自体をコントロールするメタの視点会話をしてから、自分の言いたいことを言うようにしよう。
- 相手の言葉に反応してから、自分の考えを言っているか
- 相手の言葉に対してなにも意見を述べずに、自分の考えを先に言っていたら、対談としては面白いかもしれないが、会話のキャッチボールにはなっていない。
- 目の前に本当にボールがあると想定して、相手がボールを投げたら受け取って、そして投げるというステップを省略せずに一つづつやってみよう。 コーチングのトレーニングでは実際にボールを使いながら、会話のキャッチボールのトレーニングを行うこともある。 ちょっとだけそれを想像してやってみよう。
- 相手がなにも自分の意見を言わない。
- 相手が話し始めたときに自分の意見で遮ったり、相手が話終えるまえに自分の意見をきりだしていなかったかチェックしてみてください。
- それが続くと相手は、自分の意見は言ってはいけないと、体で覚えてしまいます。
あなたは、あなたの部下と本当に会話のキャッチボールができていますか?