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創発的な自我状態と交流パターン

交流分析では、自我状態をP,A,Cの3つの状態にわけて考える。
PはCP(Critilal Parent 権威的な親)とNP(Nueturing Parent 養育的な親)の2があり。 Cは FC(FreeChild 自由な子供),AC(AdaptedChild 抑圧された子供),RC(Rebelious Child 反抗的な子供)、LP(LittleProfesser 小さな教授)の3つ状態があります。
ちなみにAは(Adult 合理的な大人)です。


この概念を使うとリーダーとチームとの交流パターンが見えてきます。

これを概念的に、うまくいかない状態を赤状態、うまくいく状態を青状態と整理します。(エイブワグナー氏のBCB理論より)

赤状態:
 CP,AC,RC

青状態:
 NP,FC,A


一般に赤状態からの働きかけは赤状態を引き出しやすいといわれています。
赤状態から接してきたときには、それに赤で答えてしまうと、悪循環が発生し継続する傾向があります。


たとえば、上司から赤状態でコミュニケーションしてきたとき。

 ・上司「いったいこの仕事はどうなっているんだ!バカどもが!」 (CPからのコミュニケーション)

このとき、部下が取りやすい反応は。

 ・部下A 沈黙
  (心の声)「冗談じゃない、こっちは精一杯やってんだ、現場もわからないやつのいうことは聞く必要ない!」 (RCからの反応)
 ・部下B 沈黙
  (心の声)「自分が悪いんだ。次に怒られないように大胆な動きはやめておこう。」(ACからの反応)

いずれも赤の反応引き出しやいすい。


逆に、上司から青状態でコミュニケーションしてきたとき。

 ・上司「いまのところ、この仕事の完成度は満足できないが、みんながんばってよくやってくれた。」 ( NPからのコミュニケーション)

このとき、部下が取りやすい反応は。

 ・部下A「ありがとうございます。完成度が低くてもうしわけありませんでした。このあとがんばります!!」 (FCからの反応)




いづれも、どういう意図で言っているではなく、どう伝わっていのかがポイントになる。


ここまではよくある交流分析のパターンの一部。


開発プロジェクトでは創発的な創造的な行動が求められるがこのとき重要なじが状態はAとFCであることは想像に難くない。 
さて、それをひきだすリーダーの自我状態はどんなだろう。

つづく。