感覚をとぎすますためにやっていること
意識のなかでの論理的演繹的思考には限界がある。 意識は脳の機能の一つでしかなく、無意識領域はとんでもない処理能力をもっている。それをひきだすには意識を使わない感覚にたいするフィードバックを行い続けることだと思っている。
たとえば、日常やっていることの一つは、料理の味付けは分量を数値で測らずにだいたいの感じでやる。 塩は手でつまみ体の感覚にインプットし食べることでその結果をフィードバックする。
同じように、キーボードやギターのアドリブは譜面をみてコードやキーを確認せずにいきなり弾き始める。 指先が鍵盤に触れる感覚をインプットし音を耳からインプットする。 そのときにそれぞれの音がどの音程なのかを意識しない。
これを繰り返すことで塩以外の様々なファクターと結果としての味や食感とのあいだに神経経路が形成される。 その結果、完成形の味を想像するだけで必要な調味料の量を意識せずに目分量で決められるようになり、譜面を作らずに手の感覚だけでアレンジができるようになってくる。
時々定量的、数値的情報をインプットして大きくはずれるのを防ぐ。