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ポジティブ性と怒り

怒りは行動のパワーを作り出す重要な感情だが、しばしばネガティブな批判や否定とつながっている点がやっかいなところだ。
怒りをポジティブなパワーに変換するにはどうしたらいいのか。
 
感情は、自分の理想や標準と現実との差異によって出てくる。
 
思えば、自分の行動原理はほとんど呆れたという感情にちかい怒りを契機に発生していたように思う。 自分の標準と違う状況や不誠実対して怒りを感じて変えようと思ったのだ。
 
依存を持っている人は、はしばしば批判されるが、すでに依存を持っている人に対してそれを悪化(悪い事として表現するという意味)したところで変わるわけではない。
怒りは人に対しては悪化の記号となり、改善どころか、断絶と依存が継続する。
殴り合ってなかよくなるような青春映画のようなパターンはついぞ生まれない。
同様に、不誠実に対しても、それを悪化したことで改善したという例を見たことがない。
この2点は、なんども検証済みだ。(苦笑) もっとも、やり足りない可能性もないことはないが、、
 
怒りは人に向けても変化は起こさないのだ。
 
人は自分自身の依存を認識しても、それだけでその依存を無くすことはできない。 関係の断絶性ではなく、信頼からくる関係の親和性からしか変化は生まれないのだ。
 
どんなに自分の標準と違う価値や習慣を持っている相手でも、それを尊重することでしか変化は生まれないのだ。 
部下に対しては、怒り→叱るに変換可能だが、そうでない人には叱るわけにはいかない。
 
さて、自分にストレスをためずにポジティブパワーに変換するにはどうしたらいいのか。



English version:
http://essence-e.blogspot.com/2008/10/about-positive-and-anger.html

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