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ドラムキャンプ

essence2008-05-18

昨年に引き続き、ドラムサークルファシリテーター協会が主催するドラムキャンプに行ってきました。  音楽と太鼓と温泉と酒と楽しい人たちがいっぱいで、すんごい楽しい日々でした。
 
ドラムサークルのファシリテーションは、企業で行われる会議などのファシリテーションと違って、言葉はほとんど使わない分ファシリテーションのもっとも大切なありかたを純粋に学ぶことができると思う。
 
ファシリテーションクラス受講メモの一部:

  • 開始するときの、パワーが全体の雰囲気を決める。
  • 安全なスペースをつくることが大事
    • 参加者が自由に、しかし調和をたもちながら表現できるようにするための雰囲気作り。
    • 参加者がなにかで失敗したとき、そのことをそれでいいと承認することで、かえって安全さ明確に表現することができる。
    • ☆ 会社の会議でも同じように、参加者の失敗をそれでもいいんだということを表現することができるはず。 そのことを通して、創造的な発想をだしていいという許可があることを認識することができると思われる。
  • 参加者が自分のやっていることだけに集中しないように、会場の半分の音を止めて、反対側の音に注意する機会を与える。 調和を作りだすファシリテーション
    • ☆会議では、自分の意見しか言わない人に、誰かの発言に対して「どう思いますか」と質問することで調和をつくりだすことができる。
  • その人なりの表現とユーモアを引き出すことが重要。
    • その人なりのリズム表現や、変わった表現をしている人だけを残して他の人のリズムをストップして、その人が引き立って承認されるようにする。
    • ☆会議では、ユニークな意見をピックアップして承認し、それをきっかけにみんなで探求するようファシリテートすることで、ユニークさを尊重していく。
  • コントロールしすぎない。
    • 参加者の自主性で発展していくことを信用する。
    • 大きい音やハイテンポが続いていたらボリューム、テンポをコントロールしてリラックスできるようにする。
    • 変化がなく長く続いていたら、ストップ&ゴーなどでメリハリをつける。
    • ☆会議では、話の進行をコントロールしすぎない。
    • ☆会議では、参加者の疲れの状態を意識し、適切なタイミングで休憩したり、話題を変える。
  • 共感が連帯感を生む
    • 会場の近くの人たちを招いたドラムサークルで、参加者の子供さんがファイシリテーターのまねごとをしたときに、全員が協力してファシリテートされたときに、あまりにもかわいくて、すてきな光景でつい涙してしまいました。 となりの人みたら、その人もうるうるしてました。(笑)

 
ドラムサークルファシリテーター協会:
http://www.y-m-t.co.jp/dcfa/index.html
 
DRUM CAMP7:
http://www.y-m-t.co.jp/drumcamp/index.html
 
ドラムサークルとは?
 こちらのスライドをご覧ください(2007年度オブジェクト倶楽部夏イベントでの私の発表資料「ドラムサークルとプロジェクトファシリテーションについて」):
http://www.slideshare.net/essence/ss-267925


追記 5/19:
mixiのほうでたくさんコメントをいただきました。
ありがとうございます。

そこででてきたのは、「ドラムサークルは、個性と創造性を尊重し、育成しながら、健全な調和をつくりつづけるという、じつは一般社会では難しい課題を音楽という純粋な場をつかって作りだし、体験する練習の場 でもある」ということなんです。