どどいつ
神田の裏通りにある、ひっそりとめだたない小料理屋で部下と飲む。 お店の雰囲気がとてもいい。
田舎の家に帰ったみたいだった。
女将さんが三味線片手にどどいつを歌ってくれた。
なまのどどいつ自体はじめて聞いた。 歌詞がこれまた粋でいいねー。 きいたら女将さんは生粋の神田っ子らしい。
お客さん同士もなんとなくわきあいあいとなる。
粋ってこうゆうことだよなぁ。
いいものはいい。(^^;
店の手洗いにあったどどいつの歌詞の紙から。
三千世界よ
からすを殺し
主と朝寝がしてみたい
およそ 世間で
切ないものは
惚れた三字と義理の二字
お酒の好きな人
花ならつぼみ
今日も咲けさけ、明日も酒
都々逸(どどいつ)・・・天保年間1830~
江戸の宴の席で都々逸坊扇歌がうたいはやらせた。