基礎トレーニング
年間のレッスン計画にもとづいて、聴音、ソルフェージュ、ピアノ曲をローテーションしてやってもらっている。 始めてからなんだかんだもう6年ほど。
音楽の基礎体力をつけるのは、なんだかんだいっても音楽するには、譜面を読むちから書くちから、音楽を頭のなかで構築して現実の世界に取り出す能力によってその効率がちがってくるのは確か。
決して音楽そのものとは直接的につながっているわけではない、だけど有用な能力であることは変わりない。
音楽は決して楽譜そのものではない。音楽は演奏そのものでもない。もっと説明できない直感的なもの。
すごいと普通の差は物理的にはほんの数10msecのタイミングの違いでしかないようなもの。
仕事はなにをしていようと、音楽とは一生つきあうべきもの。 そのための基礎トレーニングは地道にしかし確実につづけていく。 だからといってそれだけでは決して音楽そのものができるようになるわけではないことをしっかり意識した上で。
設計力も決して知識だけで身に付くものではない。それは直感的なものと想像力と知識があわさったようなものだと思う。 勉強だけではけっしてできるようになるわけではない。
一生追求する価値のあるものはなにか、今になってやっといくつかみえて来たように思う。