「Stay hungry, stay foolish.」
http://pla-net.org/blog/archives/2005/07/post_87.html
より。
アップルコンピュータ創立CEOのスティーブ・ジョブス氏のスタンフォード大学卒業祝賀スピーチの最後の言葉。
何度も億万長と一文無しを繰り返し、そして創造性を失わないスティーブジョブス。
概念でしか存在しなかった「パーソナルコンピューター」をAppleIIという魅力的なコンピューターで普及させアップル社を20億ドル企業にした。
ゼロックスのSmallTalkからヒントを得て、世界で初めてのコンシューマー向けのGUIとマウスを搭載したコンピューター、マッキントッシュを開発した。
自分の作った会社(アップル)をクビになり、それでもなおさらに新しいコンピューターの会社(NeXT)を作り理想を追求しつづけた。
NeXT社がアップル社に買収され、NeXT社のオブジェクト指向OS 「NeXT STEP」が現MacOSになっている。
だれもおもいきってレガシーインターフェースを捨てられなかったPC業界で、革新的なデザインとともにあっさりシリアルバスなどのレガシーインターフェース捨て去ったiMacで瀕死のアップル社を再生させ。
その後のプロダクトデザインやネーミングに決定的な影響をあたえ。
「NeXT STEP」がもとになったMacOSXで堅牢な基盤を作り、まったく新しい発想でiPodを成功させた。
iTunes Music Store でだれもやれなかった音楽の新しいビジネスモデルを確立させた。
アニメーションスタジオのピクサーのCEOでもある。
アップル社からは年に1ドルしか給料をもらっていないがピクサーからの収入だけで億万長者であるスティーブジョブス。
最悪のこともあとから見ると最善のことになっている。
いろんな逆境云々のなによりも、アップルのマッキントッシュをとおしてスティーブ・ジョブスに教わったことの方が大きいような気がする。
オブジェクト指向も、きれいな設計とはなにかということも、大事なものはなにかということも、物作りに対する情熱も全部教わったような気がする。
もう一つ。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」
やめるためのことばではなく、新しいものを作るためのことば、理想を追求するための言葉として。