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モチベーションマネジメント

http://d.hatena.ne.jp/m_pixy/20050420
トラバっ

ただ、実際にうちの会社の今のやり方の場合、本当にモチベーションはお金に換わらないので、ある意味正しい選択なのかも。会社の社会的意義とかそういうのを抜きにすれば、そうやって若いメンバーを使って疲弊させて地元に帰すやり方もビジネスモデルの一種だろう。なんとかして変えたい。というか変わらないならこの会社にいれない。

基本的に昇給額くらいの金額のちがいだったら、お金からのモチベーションはそれほど大きくないと思うんですよ。
問題点はモチベーションもってやってもお金にならないからモチベーションがあがらないということではなくて、モチベーションがあがるための本当の有効な動機がないからだと思うんです。

ちなみに社長は、仕事内容のクオリティが利益に直接結びつかないことを認めてました。。。「たしかに単価は簡単にはあがらん」と。システム開発であっても人月でやるならあまりモチベーションは関係しないのかも。

この話の前提は、モチベーションはあるものであって管理するものではないということではないでしょうか。

とくに最近ある件で労働条件について相談を受けたことがあったんだけど、給与の問題は全くなくてこうゆう仕事がしたいんだというその点だけが重要な点として出ていたんです。  仕事に対する欲求で一番大きいものになり得るのはその仕事に意味を見つけてその意味からの達成を主体的に成就することだと思うんです。

もう一つ別の人との面談では、現場ではテスト作業ばかりで全体スケジュールもその仕事も意義も説明されずただ作業者としてやらされているだけだったのが、本社での研修プロジェクトではその意義が明確だったのでとんでもなくモチベーションがあがって楽しかったというコミュニケーションもありました。

PMセミナーででてきたんだけども、モチベーションマネジメントとしては、倫理とビジョンに基づいた方向付けと心理的報償による点など、コミュニケーションによるものが重要であると言っていて、そうゆう意味では現在「モチベーションマネジメント」はほとんどこの会社には存在しないということがわかります。
PMの技術としてモチベーションマネジメントがわかる人間を増やして「モチベーションマネジメント」があって当たり前で、どんな仕事をしていようとどんな契約形態だろうと、いきいき仕事ができる文化にしていきたいと思うんです。

追記:
これは別に付加価値のある仕事ができるように追求することをやめようと言ってるのではなくて、そのことと同時に進めていくべき点だと思うんです。
それこそ、受託開発で「いい仕事」をするには、メンバーが、その仕事の意味や意義を意識して、主体的に創造的な仕事をしていくことが有効であると思うんです。

さらに追記:
m_pixyさんの、この話のバックにこんこんと流れているのはやはり、(最近はやりの(笑))「あきらめ」のように感じるんです。